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過去のTHE BIG ISSUE記事

THE BIG ISSUE は、ホームレスの人しか売り手になることができないユニークな雑誌です。
雑誌を作り、その販売という仕事を提供することで、ホームレスの人々の自立を支援しています。

1991年にイギリス・ロンドンで始まったこの事業は、今では世界各地に広がっています。
THE BIG ISSUE は、イギリスなどではチャリティの一つとして最も有名なものの一つであり、THE BIG ISSUEの表紙を飾ることは一種のステータスにもなっています。

日本では2003年大阪から販売が始まりましたが、創刊14周年を迎える2017年までに、北は北海道から南は鹿児島まで15の都道府県の路上で販売しており、今後の展開が注目されています。

BIG ISSUE316 ビッグイシュー日本版 316号 CONTENTS
【スペシャル企画】『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
『ありがとう?!突然の名演技 ボブは映画の中で不滅の存在に。 路上での撮影は、驚き、ワクワク、現実離れの6週間』

 心に傷を負い、明日をも知れぬ日々を送っていた路上ミュージシャンの青年ジェームズ・ボーエン。突然現れた1匹の猫が、彼に生きる希望をもたらした。傷の手当をしてやった後、そばを離れなくなったその猫を、をボブと名付けたジェームズ。人生で初めて守るべき存在ができた彼は、ストリート誌『ビッグイシュー』を売ることで生活を立て直し、ドラッグ依存症とも闘うことを決意する―。
 ジェームズが書いた『ボブという名のストリート・キャット』はこれまで30以上の言語に訳され世界的ベストセラーとなったが、ついに映画化もはたした。
 本物のボブも大活躍した映画撮影についてジェームズの独占レポートが届いた。
 2015年の最後の6週間は、めずらしく雨も降らず暖かい日が続いた。真冬というのに、秋どころか初夏のような天気で、気温が15度まで上がった日もあったくらいだ。
 僕たちは、この期間のほとんどを、懐かしのコベント・ガーデンやイズリントンのエンジェル駅周辺で過ごした。そう、かつて生活のためにギターを弾き、その後はビッグイシューを売っていた場所だ。
 その6週間、僕たちは映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』の撮影チームに加わっていた。そう、僕がボブとどうやって出会い、お互いの人(猫)生が変わったかを12年に書いた本が映画化されることになったんだ。これまでの人生で最高にワクワクして、やりがいある、そして現実離れした、驚くことばかりの6週間だった。
 自分の人生が映画になるのを見るのは妙な気分だった。実際の出来事が起きた場所での撮影を見るのはさらに不思議な感じだった。
 もちろん、よく言われるように、映画の撮影の終わりは友情の終わりに似ている。撮影中は朝から晩までみんな一緒に過ごすけれど、そうした関係にも終わりが来る。
 何があっても確かなことが二つある。もちろん一つはボブだ。褐色の毛並みを輝かせ、映画の中で不滅の存在となった。二つめは、この素晴らしい6週間の思い出だ。僕が死ぬ日までけっして忘れることはないだろう。

【特集】ここに“平和”
私の分岐点 ― 山田 英治さん

ビッグイシュー公式サイトはこちら