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過去のTHE BIG ISSUE記事

THE BIG ISSUE は、ホームレスの人しか売り手になることができないユニークな雑誌です。
雑誌を作り、その販売という仕事を提供することで、ホームレスの人々の自立を支援しています。

1991年にイギリス・ロンドンで始まったこの事業は、今では世界各地に広がっています。
THE BIG ISSUE は、イギリスなどではチャリティの一つとして最も有名なものの一つであり、THE BIG ISSUEの表紙を飾ることは一種のステータスにもなっています。

日本では2003年大阪から販売が始まりましたが、創刊14周年を迎える2017年までに、北は北海道から南は鹿児島まで15の都道府県の路上で販売しており、今後の展開が注目されています。

BIG ISSUE324 ビッグイシュー日本版 324号 CONTENTS
【スペシャル企画】ボブとジェームズ、東京へ行く
『日本の販売者と出会い、 望んでいた答えが見つかった。 ジェームズ・ボーエンが語る、来日時の体験』

 お互いの生活を大きく変えたボブと私の出会い、その実話をもとにした映画の封切りに合わせ、私たちは日本に招待された。私たちの本は日本語でも翻訳出版され、SNSにはすでに数千人の日本人フォロワーがいたが、正直なところ、何が起こるかほとんどわかっていなかった。ロンドンを飛び立った時点では興奮と好奇心が入り交じった気持ちだった。この英国的な物語のどこに日本のみなさんは共感するのだろうか?
 成田空港の税関を通り到着ロビーに出た瞬間、多くの人が英国の国旗や私たちの写真を振って笑顔で出迎えてくれたのには驚いた。そして東京の街中に着くと、ボブの人気の理由が理解できてきた。
 われわれ英国人は自らを動物好き、とりわけ猫好きの国民だと考えたがるが、日本人の猫好きは別格だ。猫が街のあちこちにいる。ご存じの通りハローキティなどのブランドは世界的な現象となっているが、他にも新旧含めたくさんの猫キャラクターが存在するし、日本のアニメや漫画、テレビには猫ものがたくさんある。そして、日本人の猫好きはエンタメ業界にとどまらず精神世界にも及ぶ。縁起物とされる「招き猫」はバー、レストラン、大衆的なパチンコ屋などあちこちで手招きしていた。
 東京は猫カフェ誕生の地であり、ストレスで疲れ切った都会人たちが猫を相手にゆったりくつろげる空間を提供している。私も1軒行ってみたが、おもしろかった。この広く多様な「猫文化」にボブはうまくフィットしたのだとわかった。しかし、ボブが薬物依存やホームレス状態にあった私を救い出したストーリーになぜそこまで共感してくれるのかは、まだ説明できないでいた。日本の現代的かつ繁栄を極めた規律正しい文化とはどうも合わないように思えたからだ。
 映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』のプロモーションのために、愛猫のボブとともに初来日した英国の元ビッグイシュー販売者、ジェームズ・ボーエンが、来日時の体験や日本の販売者との出会いについて語る。

【特集】生き返れ! 「古材」と「モクチン」
私の分岐点 ― 賈 鵬芳さん

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