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過去のTHE BIG ISSUE記事

THE BIG ISSUE は、ホームレスの人しか売り手になることができないユニークな雑誌です。
雑誌を作り、その販売という仕事を提供することで、ホームレスの人々の自立を支援しています。

1991年にイギリス・ロンドンで始まったこの事業は、今では世界各地に広がっています。
THE BIG ISSUE は、イギリスなどではチャリティの一つとして最も有名なものの一つであり、THE BIG ISSUEの表紙を飾ることは一種のステータスにもなっています。

日本では2003年大阪から販売が始まりましたが、創刊14周年を迎える2017年までに、北は北海道から南は鹿児島まで15の都道府県の路上で販売しており、今後の展開が注目されています。

BIG ISSUE331 ビッグイシュー日本版 331号 CONTENTS
【スペシャルインタビュー】ゲイリー・オールドマン
『大物俳優の力強さ、カメレオン俳優の機敏性をあわせ持つ 「カメラの前にいながら、今までで一番自由だった。 今もまだチャーチルに関する本を読んでいる」』

 その椅子にはウィンストン・チャーチルの魂が刻み込まれていると、59歳になるロンドン生まれの俳優、ゲイリー・オールドマンは思った。新作『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で演じる元英国首相の役作りのため、内閣戦時執務室(CWR)を見学した時のことだ。CWRは大蔵省の地下約6メートルに設けられた防空壕で、第二次世界大戦中はここからも司令が行われていた。
 執務室に到着すると、ガイドが仕切りロープを持ち上げてオールドマンを中に入れ、チャーチルの椅子に座らせてくれた。肘掛けをつかむと縦横に走る傷が指先に触れる。チャーチルの爪とリングがニス塗りの木製椅子に刻んだものである。
 「左の肘掛けには、こうやってつけた深い傷跡があったんだ」
 英国でのプレミア上映の翌朝、オールドマンはロンドン市内のホテルで自分が座る椅子の肘掛けを神経質そうに引っ掻いてみせた。
 指の先まで役になりきったのは、決してチャーチルが初めてではない。1986年の初主演作『シド・アンド・ナンシー』でセックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスを演じて以来、オールドマンは大物俳優としての力強さに、カメレオン俳優ならではの機敏性と迅速性を合わせたような全身全霊の演技で名を馳せてきた。
 今作は、昨年4月から11月までの期間をたっぷり準備にあてることができ、その手始めが、ストーリーの核を成す非常に重要な3つの演説を自分のものにすることだった。
 映画で描かれる一連の出来事は世界を変えたが、期間にすると1ヵ月にも満たない。国のために自らの「血と労苦と涙と汗」を捧げることを誓った1940年5月13日の首相就任演説の前夜からストーリーは始まり、中盤では5月19日に国民に向けて行ったラジオ演説のシーンが描かれる。その後、連合軍のダンケルク撤退作戦敢行後に行った「我々は浜辺で戦う」という有名な演説で幕は閉じる。
 “65歳のチャーチル”を演じるため、8ヵ月に及ぶ下準備を重ね、今年アカデミー主演男優賞に輝いたゲイリー・オールドマン。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』にかけた熱い思いを語った。

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私の分岐点 ― 寺尾 紗穂さん

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