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過去のTHE BIG ISSUE記事

THE BIG ISSUE は、ホームレスの人しか売り手になることができないユニークな雑誌です。
雑誌を作り、その販売という仕事を提供することで、ホームレスの人々の自立を支援しています。

1991年にイギリス・ロンドンで始まったこの事業は、今では世界各地に広がっています。
THE BIG ISSUE は、イギリスなどではチャリティの一つとして最も有名なものの一つであり、THE BIG ISSUEの表紙を飾ることは一種のステータスにもなっています。

日本では2003年大阪から販売が始まりましたが、創刊14周年を迎える2017年までに、北は北海道から南は鹿児島まで15の都道府県の路上で販売しており、今後の展開が注目されています。

BIG ISSUE334 ビッグイシュー日本版 334号 CONTENTS
【スペシャルインタビュー】メイヴィス・ステイプルズ
『音楽と人権運動の境界を越えて歌ってきた“青空のゴスペル” 時々私は、今が60年代ではないかと思うことがある。 まるで最初からやり直しみたい。 若いアーティストにも助けてほしい』

 公民権活動家であり、ソロ・アーティスト。そして60年代を象徴する音楽グループ『ザ・ステイプル・シンガーズ』のリードヴォーカルであるメイヴィス・ステイプルズが、故郷のシカゴに戻ってきた。シカゴ・トリビューン紙のポップ音楽批評家であるクレッグ・コットと、彼が14年に出版したメイヴィスに関する著作についてトークショーを行うためだ。
 1939年生まれのメイヴィスは、現在78歳。今も活躍を続ける息の長い音楽活動は、彼女が11歳の時、父親のローバック“ポップス”ステイプルズによる『ザ・ステイプル・シンガーズ(以下、ザ・ステイプルズ)』の結成で始まった。父、娘、息子によって構成されたこのグループは「I’ll Take You There」など数多くのヒット曲を生み出し、米国音楽史の中で最も影響を与えたグループの一つとして知られている。
   トークショーでメイヴィスは、本の中でも取り上げられたユーモラスな話をいくつかくわしく話してくれた。
 たとえば、63年、父親のポップスはマーティン・ルーサー・キング・ジュニアと出会った。二人はお互いの価値観と情熱が同じ方向にあることを知り、深い友情の絆を結んだ。これ以降、ザ・ステイプルズはキング牧師を主役とする会合で定期的に演奏するようになった。
 だからこそ、68年4月4日、メイヴィスと彼女の家族がキング牧師暗殺のニュースを聞いた時、そのショックは大きかった。ステイプルズ一家は、キング牧師がメンフィスで予定していた平和的デモに参加するため、同じテネシー州のナッシュビルを移動中であった。ナッシュビルのホテルの駐車場でファンからニュースを聞いた時、ポップスは予定していたショーを直ちにキャンセルし、12時間ぶっ通しで故郷シカゴに向けて車を走らせた。
 「私たちは全員、自制心を失っていました。父は私たちの動揺を抑えようと必死でしたが、キング牧師のことを話すたびに泣き出す、という状態が長い間続きました」
 そして彼女は、米国の黒人は今も同じ闘いを続けていると話す。
 ゴスペル、ソウル、R&B界のレジェンド、メイヴィス・ステイプルズ。歌手、公民権活動家として活躍を続けてきた彼女が、名だたるアーティストやキング牧師との交流、米国の今、若いアーティストたちへの思いを語った。

【特集】動く小屋
私の分岐点 ― ともさかりえさん

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