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過去のTHE BIG ISSUE記事

THE BIG ISSUE は、ホームレスの人しか売り手になることができないユニークな雑誌です。
雑誌を作り、その販売という仕事を提供することで、ホームレスの人々の自立を支援しています。

1991年にイギリス・ロンドンで始まったこの事業は、今では世界各地に広がっています。
THE BIG ISSUE は、イギリスなどではチャリティの一つとして最も有名なものの一つであり、THE BIG ISSUEの表紙を飾ることは一種のステータスにもなっています。

日本では2003年大阪から販売が始まりましたが、創刊14周年を迎える2017年までに、北は北海道から南は鹿児島まで15の都道府県の路上で販売しており、今後の展開が注目されています。

BIG ISSUE346 ビッグイシュー日本版 346号 CONTENTS
【スペシャル企画】追悼 アレサ・フランクリン
『平等を求めて闘う人々を 勇気づけた「ソウルの女王」 かつてないほど分断された世界で 人間らしさを感じさせてくれる歌声』

 「All I’m askin’ is for a little respect.(ちょっと敬意を示してほしいだけ)」―アレサ・フランクリンは代表曲「リスペクト」でそう歌う。汗をしたたらせ、聖歌隊仕込みの歌声を堂々と響かせながら。敬意を単にほしがっているのではない、「要求」しているのだ。やがてフランクリンはそれを手にする。グラミー賞を18回受賞し、特別功労賞にも輝き、女性として初めて「ロックの殿堂」入りを果たした。彼女に並ぶ者は一人もいない。
 フランクリンは42年、テネシー州メンフィスで生を受けた。幼い頃は、父親クラレンスが牧師を務めるデトロイトの教会でゴスペルを歌い、独学でピアノを学んだ。父親は「ゴスペル・キャラバン」ツアーと称して娘を各地の教会に連れて行き、歌を披露させた。「娘はとても才能があるから、いずれは王や女王の前でパフォーマンスをするようになる」と語っていたという。
 フランクリンは12歳という若さで1人目の子どもを出産。19歳になるとセオドア・ホワイト、通称「テッド」と結婚し、3人目の息子を授かるが、夫の暴力に苦しめられた凄まじい結婚生活を経て、8年後に離婚している。生涯で4人の息子を産んだ。
 50年代になると、フランクリンは宗教色の強いアルバムを次々とリリースした。1枚目の『Songs Of Faith』を発表したのは14歳の時だった。18歳になると、あこがれていたソウル歌手サム・クックの影響で、プロの道に進むべくニューヨークに移り住む。
 人々がようやく彼女に敬意を示すようになったのは、冒頭に「リスペクト」が収録された11枚目のアルバム『貴方だけを愛して(I Never Loved a Man The Way I Love You)』が67年にリリースされてからである。
 フランクリンは18年8月16日、進行性すい臓がんとの闘いの末に、ミシガン州デトロイトの自宅で亡くなった。76歳だった。
 平等を求めて闘う女性・黒人たちを鼓舞し続け、今年8月に生涯を閉じたアレサ・フランクリン。1950〜60年代の米国・公民権運動期に一躍人気となり、黒人女性歌手として次々に記録を塗り替えた。「歴史上最も偉大なシンガー」の一人と称される彼女の軌跡をたどる。

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私の分岐点 ― 伊野 孝行さん

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