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4enニュース

今、注目されているNPOの取り組みや社会問題を取り上げる4enニュースのページです。 まずは、私たちの社会がどんな問題を抱えているのかを知りませんか?

街中でふと考える

食の安全と自己防衛 食の安全と自己防衛 ■問われる食の安全
 最近、食の安全に関して国内外問わず様々な問題が報道されている
 牛肉や中国産食品等の問題もそうだが、最近では食品業者の賞味期限Wikipediaによる賞味期限情報を参照改ざんや、原材料の偽装表示問題が大きく取り上げられている。当然、消費者は商品に表示された情報を頼りに購入し、使用原材料も厳正な衛生管理下において作られたものだと信頼しているのだから、このような事件が頻発する事は消費者にとって大きなショックである。



■食は自己責任なのか?
 昨今の事情から食品問題に対して自己責任が問われる傾向もある。
 しかし、一口に自己責任とするには問題が多くある。例えば今日の夕食の食材を考えるとき、山に行って見たことも無いキノコを採って食べる事は自己責任であると思う。しかし、スーパーで買ったキノコを食べる事は自己責任だろうか?もしスーパーのキノコの選択まで自己責任となると、救われないと感じる人もいるだろう。
 そもそも、自己責任と言う言葉は法律用語であるのだが、今では多義化してしまっている。そんな中で立ち返ってみると、自己責任の原則は、「人は自己の行為についてのみ責任を負担する」である。そうしてみると、健康を害する事が少なからず証明されている喫煙などは自己責任と言えるだろうが、食品に自己責任として委ねてしまうには問題があるだろう。
 つまり自分の事は自分で守ろうと言う点からみると、自己防衛とした方が適切だろう

■自己防衛って?
 消費者は今や食品業者やメディアの情報を少なからず疑ってかかっているだろう。
 やはり自分の事は(出来る範囲で)自分で守らなければならないと感じ始めているはずだ。きちんと賞味(費)期限や原材料名を確認したり、食品に関する知識を自発的に得たりと、自分に関わってくる危険から自分を守ろうとしている。つまり、それらは自己防衛である。
 少なくとも最低限の自己防衛は無意識にも行われている。例えば、明らかに異臭のする食べ物を口にはしないだろう。つまりはその防壁をどこまで生産者に近い形で配置するかだけの問題なのだ。
 あと誤解が無いよう断っておくと、食品業者が消費者の自己防衛に期待して食品の管理を甘くして良い訳ではない。常に安全で虚偽表示のない商品が供給される事が前提である。

■私たちができること
 いままで私たちは食品業者が裏で行ってきた不正行為を知らず、その食品を口にしていた訳である。もっと言ってしまえば、今も毎日食べているものも、そうして作られたものかも知れないのだ。私たちが防衛できる範囲には限界がある。田舎に住んで、無農薬で作物を育て、自給自足の暮らしは素敵だと思うが、現実として難しい。
 今私たちに出来る事は、自分だけが良いと言う考えは捨て、誰にでも安全な食品が滞りなく供給されるような社会、世界を作る事が大事なのだ。自分がいつ弱者になるとも限らないのだし。(S)