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今、注目されているNPOの取り組みや社会問題を取り上げる4enニュースのページです。 まずは、私たちの社会がどんな問題を抱えているのかを知りませんか?

宇宙船地球号の未来

栄えあるノーベル賞の影に… 栄えあるノーベル賞の影に… ■環境分野でノーベル平和賞
 2007年のノーベル賞の受賞者が先日発表され、話題を呼びました。
 今年の一番の話題は何と言っても、ノーベル平和賞を受賞した元米国副大統領アル・ゴアWikipediaによるアル・ゴア情報を参照氏でしょう。環境問題の分野での平和賞の受賞は、2004年のワンガリ・マータイWikipediaによるワンガリ・マータイ情報を参照氏以来2回目のことです。
 彼らのノーベル平和賞の受賞は、それだけ環境問題に対して世界が危機感を抱いているということの現われでしょう。

■なぜノーベル賞は作られたか
 ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したことで知られるアルフレッド・ノーベルWikipediaによるアルフレッド・ノーベル情報を参照によって提唱されました。1833年、スウェーデンに生まれたノーベルはダイナマイトの発明などにより得た多大な財産を、科学や平和のために運用するようにとの遺言を残して1896年に亡くなりました。
 彼の発明したダイナマイトは、工事現場での岩盤の破壊などに役立った一方で、戦争において爆薬として使われることにもなり、このことがノーベル賞の提唱につながったとの説があります。
 本人がなくなってしまった今では真偽のほどはわかりませんが、自らの手で生み出したものの影響力を鑑みて考えることがあったのではないでしょうか。

■正しい使い方だけが存在するわけではない
 ノーベルの発明は、決して世界を滅ぼすために生み出されたわけではありません。環境問題にも同じことがいえます。
 たとえば化石燃料の使用は、地球温暖化地球温暖化の情報へや酸性雨などが引き起こすと考えられていますが、化石燃料の使用は私たちの生活を豊かにしてきたという面ももっています。だからこそ、環境問題の解決は難しいのです。地球の環境が悪化することは望まないけれど、かといって生活の利便性も捨てがたいからです。
 科学の発展は、たしかに私たちの生活を便利に、豊かにしてきました。ダイナマイトが工事現場などに役立つ一方で爆薬として使われ、原子力が石油燃料に代わるエネルギーとして使われる一方で戦争のための道具として使われるように、いつも適切な、正しい使い方だけがこの世に存在するわけではありません。環境問題も然り、です。

■私たちにできること
 科学者でも政治家でもない一般の市民にできることは、少なく、時に無力感を感じることもあるかもしれません。
 環境問題だけではありません。世界中に様々な問題があり、多くの人が困難を抱えています。解決までの道のりは長く険しいものです。
 そんな中で私たちにできることの1つは、物事を一方向からだけでなく様々な側面から考えてみることではないでしょうか。便利なものが環境に負荷をかけていたり、安価に買える商品が不当に買い叩かれた労働力によって作られたものであったり、と私たちは「知らなかった」というだけで、どちらか一方に加担してしまっているということが在り得るのです。
 私たちの周りの全ての事物には様々な側面があるということ、その上で私たちはどうすべきなのか、どうしたいのか、何ができるのかということを一人一人が考える必要があるのではないでしょうか。(Y)