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4enニュース

今、注目されているNPOの取り組みや社会問題を取り上げる4enニュースのページです。 まずは、私たちの社会がどんな問題を抱えているのかを知りませんか?

すてきアイテム紹介します

どうせ廃棄するのなら…(2) どうせ廃棄するのなら…(2) ■ホタテの貝殻事情
 北海道におけるホタテ貝の漁獲高は年間約40万トンを占め、ホタテ貝の多くはむき身の状態で出荷されるため、毎年約20万トンの貝殻が廃棄物として山積みにされています。
 ホタテの貝殻は、北海道で大きな問題であり、廃棄物に関する規制が益々厳しくなる中、処理や有効利用に関する研究がさかんになってきています。
 
■どんな変身!?
 現在も研究がなされているものもありますが、既に商品化されているものを中心にご紹介したいと思います。
 ホタテの貝殻の主成分は炭酸カルシウム。粉砕、焼成して酸化カルシウム、さらに加水処理で水酸化カルシウムを生成します。酸化カルシウムには抗菌効果が判明しており、特殊な方法で貝殻を高温焼成しホタテ貝殻セラミックスにすると、化学物質軽減・分解機能、抗菌・消臭・防虫機能などの優れたパワーがあることがわかりました。その効果を利用して、足や靴の消臭・水虫対策ができる「毎日満足」や「シェルホワイトニング&ウォッシングパウダー」といった歯磨き粉、消しゴムにも変身をしています。
 また、主成分が炭酸カルシウムということもあって、石灰石としての代用やコンクリートに混ぜたり、建築の壁材として使われたりもしています。
 
■ホタテ貝を資源に。
 ホタテの貝殻を廃棄すれば、1トン当たり3万〜5万円の処理費がかかるといわれています。ホタテ産業は年間売り上げが120億円を突破しますが、貝殻を産業廃棄物として処理するのでは産業が立ちゆきません。
 廃棄される「困った」が課題となり、廃棄するものを上手に活用している例はたくさんあります。たとえ商品にはならなくても、私たち一人一人が、些細なものでも活用できないかを考えれば、廃棄されるものが変身するかもしれません。(T)

参考資料:ホタテ貝殻のバイオニックデザインホタテ貝殻のバイオニックデザインの情報へ