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4enニュース

今、注目されているNPOの取り組みや社会問題を取り上げる4enニュースのページです。 まずは、私たちの社会がどんな問題を抱えているのかを知りませんか?

すこやかな体と暮らし

信号機からメロディが消える日 信号機からメロディが消える日 ■消えつつあるメロディ
 『とおりゃんせ』や『故郷の空』が流れる歩行者用信号機。都市部では特におなじみの信号だと思いますが、この信号機が今、姿を消しつつあることをご存知でしょうか。
 この信号機は、視覚に障がいを持つ方が安全に道路を横断できるように設置されています。
 『とおりゃんせ』や『故郷の空』以外にも、擬音式(「ピヨピヨ」「カッコー」)や地域にちなんだメロディ(『赤い靴』(横浜市)、『ふじの山』(静岡県)、『乙女の祈り』(青森県)など)などもありましたが、どの方式を採用する各都道府県警察の裁量に任されているため、地域によって異なる方式が採用されていることにより、視覚障がい者の混乱を招いていました
 そこで、そのような混乱をなくすため、2003年から全国で統一化が進められています。

■信号機の工夫
 信号機の役目は、誰にでも、簡単に分かるように案内をするということです。これはまさにユニバーサルデザインユニバーサルデザインの情報への考え方であり、その実現のための様々な工夫が積み重ねられてきました。
 歩行者用信号機も同様ですが、特に視覚や歩行に障がいを持つ方のための配慮がなされています。たとえば、弱者感応信号機は交通弱者と呼ばれる高齢者や視覚障がい者などの横断が多い交差点で、押ボタンや専用の携帯用発信機を操作することで信号が青の時間を延長させることができます。
 また、視覚障害者用信号機は前述したように特定のメロディや「ピヨピヨ」や「カッコー」などの音で、信号が青の時間を知らせる音響式信号機となっています。

■「どこでも同じ」でないと危険?
 音響式信号機は、平成18年3月末で全国に約14,200基。そのうち既に約90%が擬音式になっています。
 音響式信号機から出る音がメロディか擬音かという違いだけでなく、地域によって東西は「ピヨピヨ」で南北は「カッコー」なのに、別の地域ではその東西南北が入れ替わっていたり、というように基準が地域によって違うことで混乱が生じ、結果的に視覚障がい者の方などの外出を妨げてしまっている可能性があります。
 このような混乱をなくすため、現在では異種鳴き交わし方式という方式が採用されるようになるなど、徐々に工夫が積み重ねられています。
 信号というごく日常的に利用しているものでも、その点滅の仕方や音の鳴り方まで細かく気にかけている人は少ないのではないでしょうか。しかし、細やかな工夫が日常生活のあちこちに配慮されることによって、格段に暮らしやすくなる人々がいるということをぜひ忘れないようにしたいものです。(Y)

青森県警察本部「信号機のお話し」青森県警察本部「信号機のお話し」の情報へ
信号機の歴史や種類などが簡単にまとめられています。
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