新規無料ユーザ登録はコチラ

携帯版4enサイトへのアクセス方法

4enでは現在スタッフを募集しています

4enニュース

今、注目されているNPOの取り組みや社会問題を取り上げる4enニュースのページです。 まずは、私たちの社会がどんな問題を抱えているのかを知りませんか?

街中でふと考える

エスカレータのマナーの正解って? エスカレータのマナーの正解って? ■意外と多い?エスカレータ事故
 近頃では、直線状のものだけでなく、らせんを描いて上り下りするものや、途中に踊り場ができるものなど、その種類も多種多様になってきているエスカレータ。
 私たちの身体的負担を減らしてくれる乗り物ですが、自動車と同様に、乗り方次第では大事故にもつながりかねない乗り物でもあります。
 2007年は特にエスカレータでの事故が相次ぎ、大きく報道にも取り上げられましたが、身近な乗り物なだけにその危険性などを意識せずに利用してしまいがちです。しかし、エスカレータにどんな危険が潜んでいるというのでしょうか。

■エスカレータで歩くと危険?
 社団法人日本エレベータ協会によると、エスカレーターの安全基準は「ステップ上に立ち止まって利用することを前提」として作られており、「片側をあけると重量(荷重)バランスが崩れ、不具合を誘発することがあります。また歩いたり走ったりしたときに起きる振動で安全装置が働き、緊急停止することがあります。」という注意が呼びかけられています。
 また、エスカレータの片側を歩行する人のために空けることが現在の慣例となっていますが、これは実は大変危険な行為とされています。空けた側を通る利用者がすり抜けざまに他の利用者や荷物と接触して、思わず大きな事故を引き起こす可能性があるからです。また、特に手すりにつかまらずにエスカレータを歩行すると、バランスを崩しやすく転倒などの事故につながりかねません。

■誰のためのマナー?
 しかし、すでに慣例となってしまっているエスカレータの片側空け。これだけ一般に浸透したルールなのだから、むしろそのルールに対応した安全なエスカレータを作るべきだという意見もあります。
 また、「歩くならばエスカレータではなく階段を使えばいいのでは?」という意見もありますが、エスカレータが設置されたために階段がなくなったり、階段の幅が狭くなったりした場所もあるため、いちがいにエスカレータを歩く人が悪いとばかりは言えないでしょう。
 しかし、そもそもエスカレータが設置された理由を考えてみれば、エスカレータの利用に関してマナーを作るならば誰に対して最も配慮がなされるべきか、ということは自ずから答えが導かれるのではないでしょうか。

■本当のバリアフリー社会とは
 エスカレータはエレベータよりも費用がかからないため、多くの駅や公共施設でエスカレータの設置が進みました。
 しかし、エスカレータを利用する人の中には、どちらか一方の腕が使えないために手すりにつかまることができず、不自由を感じる人もいるでしょう。
 エスカレータの片側空けという慣例は、移動に障害がある方々にとってのバリアとなっている可能性は否めません。せっかくエスカレータが設置されたことによって移動上のバリアが取り除かれても、それを利用する他の人々が新たなバリアを作り出してしまっている……そんな社会はバリアフリーバリアフリーの情報への社会とは言えないのではないでしょうか。(Y)

川崎市報道発表資料川崎市報道発表資料の情報へ 2007年8月神奈川県川崎市で起きたエスカレータ事故
平塚市報道発表資料平塚市報道発表資料の情報へ 2007年10月神奈川県平塚市で起きたエスカレータ事故
☆社団法人日本エレベータ協会:『安全・快適にご利用いただくために』『安全・快適にご利用いただくために』の情報へ