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4enニュース

今、注目されているNPOの取り組みや社会問題を取り上げる4enニュースのページです。 まずは、私たちの社会がどんな問題を抱えているのかを知りませんか?

企業が社会のためにできること

日本という国の課題(1) 日本という国の課題(1) ■CSRとは何か?
当サイトでもCSRとは?CSRとは?の情報へのページでも簡単に説明していますが、CSR(企業の社会的責任)という言葉は有り体に言えば「企業が利益を得る過程では、どうしても色々と犠牲になるものが発生してしまうが、その犠牲をそのままにしておくのではなく、社会を良い状態でずっと継続させていくために、企業側が積極的に行動を起こしていこう」というものです。

ここ数年になって、CSRの重要性が富に叫ばれるようになっていますが、CSRの成立の経緯とその重要性を語るには、その背景にある日本の歴史の説明が不可欠です。
そこで、今後数回に渡り、CSRについての情報を紹介する前に、いくつかの時代背景をかいつまんで記述していきたいと思います。

■これまでの企業
これまで、企業というものは情報開示に積極ではなかったり、利益を追求するあまり、従業員や環境、そして消費者のことを考えないというケースが、ままありました。

そもそも自由主義経済社会では競争原理が発生するのは当然であり、そこに勝者と敗者は必ず存在します。
これまでの日本は、いざなぎ景気からバブル期にかけての米ドル為替レートの遷移や、G8WikipediaによるG8情報を参照への加盟状況を見れば分かるとおり、少なくとも経済面においては、国際的に勝ち組の路線をひた走ってきました。

しかし、通信や流通形態が発達して社会のグローバル化グローバル化の情報へが進むにつれ、利益の確保のために、コストの削減を目的としたリストラの実施や、これまで当然守られてきた安全のためのコストを犠牲にするという動きが許容されるようになりました。
そうしなければ、中国をはじめとする各種生産コストの安い国々と同じ土俵では勝負できないためです。

しかし、日本には90年代初頭のバブルで発生した大量の不良債権や、少子化少子化の情報へ高齢化高齢化の情報へが進んだために、国の財源である税金の確保や、制定当初に想定していた国民年金の捻出が難しい状況になっており、とてもまともに戦える状態ではありませんでした。

その結果、じわじわと海外の企業の台頭が目立つようになり、単純労働などに関しては人件費の安い外国人労働者などに取って代わられつつあります。
これは、現在の日本では、単純労働に日本人が満足できるような賃金が払える状態ではない、という意味とイコールです。

■正規雇用と非正規雇用
国内の企業も、国際的な競争力が求められるにつれ、余裕がなくなってきたというところでしょうか。
しかし、もちろん日本の商習慣や文化を熟知しており、生真面目な日本人気質を持った人間は会社として必要不可欠です。
そのため、正社員などと呼ばれる、会社にとっては人件費が高くつく正規雇用ではなく、雇用の継続性を保障しない派遣社員などの非正規雇用が、爆発的に広まっています。

非正規雇用では雇用の安定性が保障されずに将来的な人生設計が難しいのに加え、一定の年齢を超えると、賃金的にも再就職のためにも非常に不利な状況に陥ります。

その結果、かつて終身雇用が当たり前であり、一億総中流Wikipediaによる一億総中流情報を参照という言葉も生んだ日本の雇用事情は、金融事業や不動産取引をはじめとした、巨額の資金が動く事業に携わって利益を得ている高額所得者層と、明日を生き延びるために充分な保障もない状態で働かざるを得ない低所得者層への二極化が、極端に進んでいます。

これは世の中の企業が、バブルのツケを何とか取り戻そうと、グローバル社会の中で利益を重視した経済に移行してしまったために起こった結果であり、企業も生き残るためには他の選択肢があると言える状況ではとてもなかったことから、一概に企業を責められるものではありません。

しかし、これが現在大きな社会問題となっています。
いわゆる格差社会Wikipediaによる格差社会情報を参照です。(E)

(つづく)