「ソーシャルレンディングに投資するデメリットとリスクを教えてください。」
「当然、ソーシャルレンディングに投資することにメリットだけではありません。ソーシャルレンディングに投資するでデメリットやリスクはどこにあるのか?丁寧に説明します。」
ソーシャルレンディングに投資するリスク・デメリット
1.元本は保証されない、損失を被る可能性がある
ソーシャルレンディングは「元本保証がない」投資・資産運用方法です。
ソーシャルレンディングの融資先は
- 企業
- 不動産開発
- 新規事業
になるため、当然のように
- 予定していた収益が生まれない
- 予想外の経費が発生した
というケースも発生するのです。
計画していた収支から実際がずれてしまえば
- 分配金支払の遅延
- 分配金の未払い
- 投資元本すべてが毀損する(貸し倒れ)
というリスクがあるのです。
リスクがあるからこそ、リターンが大きい投資と言ってしまえば、それまでですがハイリスクハイリターンの投資方法と言っても過言ではないのです。
2.銀行が融資しなかった企業、プロジェクトの可能性がある
すべてがというわけではありませんが、現在の日本では一番はじめに「ソーシャルレンディングで資金調達しよう。」と考える企業はほぼありません。
資金調達方法としては
- 銀行や金融機関からの融資
- 日本政策金融公庫からの融資
- 投資家(VCやエンジェル、事業会社)からの出資
が主流なのです。
「ソーシャルレンディングで資金調達しよう」考える企業というのは
- 銀行から借りられなかった。
- 銀行から限度額いっぱいまで借りている。
- 日本政策金融行から限度額いっぱいまで借りている。
- どこも出資してくれなった。
という状況の企業が多いのです。
銀行は、貸し倒れリスクが小さければ融資している可能性が高いため、銀行が貸さない企業へ、ソーシャルレンディングで融資するということになるため、貸し倒れリスクが大きいことの証左となってしまうのです。
3.途中解約ができない
ソーシャルレンディングは、一度投資をすると投資家側の都合で途中解約・中途解約ができません。
一旦、投資をしたら、あとは満期が来るまでは待つしかなく、投資資金はロックされてしまうのです。
定期預金、外貨預金、株式投資、投資信託など、一般的な投資は、状況が悪化したら解約(売却)することで、投資資金を改修して、損切したり、利益確定したり、別の用途に資金を使うことができますが、ソーシャルレンディングでは、一旦投資したら、満期までは何もできないリスクがあるのです。
4.早期償還のリスクがある
ソーシャルレンディングには「早期償還」という仕組みがあります。
早期償還とは
償還期日(満期)の前に、発行額の一部または全部を償還すること
企業やプロジェクトが予定していたよりも資金が必要なくなった時に「早期償還」が行われることになります。
早期償還されてしまえば、元本は戻ってきますが、投資期間が短くなってしまうため、予定していた収益が得られなくなってしまうデメリットがあります。
まとめ
ソーシャルレンディングに投資するリスク・デメリットは
- 1.元本は保証されない、損失を被る可能性がある
- 2.銀行が融資しなかった企業、プロジェクトの可能性がある
- 3.途中解約ができない
- 4.早期償還のリスクがある
などがあります。
その中でも、やはり注意しなければならないのは
- 損をするリスク
- 貸し倒れで1円も投資資金が戻ってこないリスク
です。
ソーシャルレンディングは、ハイリターンが得られる投資が個人ができるメリットがある分、それなりのリスクがあるということを理解する必要があるのです。